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第16回 熊本地震の被害① エクスパンションジョイント1

6月に九州に行く機会があり、熊本地震の現場に寄ってきました。エクスパンションジョイントが壊れたと報道されたサーバスマンションの最寄り駅はJR豊肥本線平成駅です。駅名から想像するに新興の住宅地なのかもしれません。繁華街もなく、住宅密集地域でもありませんでした。元が水田だったのか、畑だったのか分かりませんでした。駅の近くの住宅地では屋根の瓦が一部落ちている家は数軒で、ほかの破損は見受けられませんでした。

エクスパンションジョイントが壊れたと報道されたマンションは駅から1~2分のところにありました。エクスパンションジョイントで結ばれた二つの棟は直角に建っていたので、二つの棟の方向の異なる振動でジョイントが壊れやすかったのでしょう。エクスパンションジョイントは二つの建物を繋ぎながらも地震の際に建物同士お互い影響し合わない構造物なので正しく機能したといえます。しかし第12回で述べたように非常時に壊れてしまうのであれば2棟をエクスパンションジョイントで繋いで「一」の建物とするのはやはり論理的に無理があります。

壊れたエクスパンションジョイントはすでに足場が組まれ囲われており、外からは全く見ることはできませんでした。マンション玄関前の地面と玄関床との間に段差ができていました。1棟にエレベータも階段もない常盤9丁目のマンションと違って両方の棟に、階段があり、一応の生活基盤は守られていました。エレベーターが両棟にあるか否かは外からは確認できませんでした。

地震による壊れた家具などは別扱いらしく敷地の入り口に地震によるごみだけの収集所が設けられていました。町内にも同じような収集場所がありました。

写真 エクスパンションジョイントを補修中のサーバスマンション

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