第19回 熊本地震の被害④

熊本市東部に隣接する益城町に行きました。宮園地区や堂園地区を通る県道28号はうねり、ひび割れ、多くの家が倒壊していました。その中には古い家だけではなく新しい家も、鉄筋コンクリートの建物もありました。平屋の家は比較的残っていました。こんなに激しい揺れを経験した住民の人たちの恐怖はいかばかりであっただろうと思いました。

立派な瓦葺きの2階建て和風建築の1階部分が倒壊しているのを幾つも見ました。工法は近代工法で伝統建築ではありませんでした。もし揺れた際に瓦が落ちて重量を減らすことができ、また土台がコンクリートでなく石場立てで免震効果がはたらいたらどうだったのかと思いましたが、石場立ての伝統建築は残った中にも倒壊した中にもありませんでした。

営業している食堂が1軒ありました。平屋の木造建築でした。食器は壊れ建物にひびが入ったとご主人は言っていましたが、店の外も中も綺麗に見えました。

写真 2016年6月撮影

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