第4回 事業者の電話番号
12月6日と12月19日と2回説明会が開かれました。そこで住民の一人が、「事業計画のお知らせ」の看板に事業者三菱地所レジデンス㈱、設計者川口土木建築工業㈱(施工者は未定)の電話番号が書いていないのは住民をないがしろにしていると発言しました。そう言われてみると電話番号は備考の下の「事業計画、工事などの連絡先」の㈱G建築設計にだけしか書いてありませんでした。
以来「事業計画のお知らせ」が出ていると、事業者などに電話番号が書いてあるかどうかを見るくせがついてしまいました。12月初めに西新宿で見た看板には事業者、設計者、施工者の名前と電話番号がちゃんと書かれていました。施工者も問い合わせ先も大林組でした。
去年12月だったと思うのですが浦和駅西口近くの仲町1丁目のマンションの看板に、事業者、設計者(施工者は未定)の電話番号が書かれていませんでした。見たら事業者は三菱地所レジデンスでした。
これだけのマンションをすぐ建てるというのに施工者が決まっていないと言うのは不自然かな。住民に色々質問されても、「まだ施工者が決まっていないので」と、答えないですむための方策なのか、あるいは、何があるか分からないから建築確認がおりるまで、施工の契約をしないのか。何なのでしょう。
浦和区仲町2丁目のマンションの事業計画のお知らせには事業者、設計者、施工者全員の連絡先電話番号が書かれていました。住友不動産でした。
こんなことでもマンション業者の品定めができるんですね。(あ)
第3回 近隣住民、周辺住民
マンションを建てる時、まわりの住民には2種類あるそうです。おおざっばに言うとマンションの境界線から15m以内が「近隣住民」で、「近隣住民」の外側でマンションの高さの2倍の距離あるいは日影の範囲にあるのが「周辺住民」です。
マンション建設に関して、被害があるのに業者からなんの説明もなかったと憤る方がいます。業者に説明義務があるのは「近隣住民」に対してであって、それより遠い「周辺住民」には説明を求められたら説明する義務がある。つまり「周辺住民」が説明を要求しなければ業者は説明する必要がないのだそうです。
業者は説明会を開きたがりません。「近隣住民」や「周辺住民」が何人かまとまって、場所・日時を設定し、そこに説明に来てほしいと強く要求することも必要になるかもしれません。色んな人が業者に質問すると自分の気が付かなかった損害も明らかになることがあります。説明会は意義があります。
詳しくはさいたま市の『近隣関係の問題解決のために』を御覧ください。(い)